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久しぶりのブログ更新です
サボってたわけではありませんよ、決して
ライフテックラボは年中無休です!!
そして、お歳暮の季節です!
師走です!
年末に向けて現場もラストスパートかけております
明日から寒くなるらしいのであったかい服装でお仕事しましょ!!
HSS金物-建築業の難しさ-
六甲山です
高台にある敷地から神戸市を一望できます
これ以上ない絶景のロケーションに新築を建設中
今回はHSS金物構法です
この構法は一般的な在来工法に比べ、断面欠損が少なく、耐力も約1.5倍と優れたものになっています
しかしながら、遊びを多くもたないこの構法は、アンカー設置にはこと神経を使います(写真の基礎から出てるボルト)
平面位置は、土台芯から±8ミリの精度、また出幅が基礎天端から43〜47ミリと決められているため、施工者の技術と精密さが求められます
型枠精度、基礎屋によるアンカー固定、コンクリ打時の配慮等、多くの業者が上手くワークしないと誤差が生じます
車のように機械化されたものなら精度誤差は生じにくいですが、建築業は結局ヒトですからね
ここが建築業の一番の難しさです
GL工法の『GL』
今日の問題はこちらです
『GL』
さて、なんの略でしょうか
Gal&Lady
2George&Lincoln
3Gypsum Lining
業界人も普段、GL、GLとよんでいますが、何の略か知っている人は割りと少ないと思います
答えは3
Gypsum(ジプサム)は石膏
Lining(ライニング)は裏打ち 裏張り
って意味です
とあるメーカーさんのHPには
石膏ボードの石膏系接着剤による直貼り工法
と記載されています
よくわかりませんので、写真をご覧下さい
写真のようにRC壁に対して、GLボンドを塗り付け、石膏ボードを貼り付けます
利点は
下地が不要のため作業が省力=安価、壁のふかし厚さを薄く(20〜25ミリ)できる=室内有効寸法が大きくなる
ちなみに施工基準は
ボード周辺部150〜200ミリ間隔
腰壁上部250〜300
腰壁部 200〜250
です
色々と基準が定められておりますが、
写真のピッチは
これも一つの技術です?
まずは、2つの写真を見て下さい
どちらもベニヤ板を組み合わせて作業台として使っています
これなら不要な時には片付け、必要な時にX型に交差させて利用が可能です
大工はこのような道具を作っています
今回の技術はそのベニヤではなく、その作業台の『高さ』です
写真の低い作業台は大工が使っているもので、高いのは軽天屋のものです
比較的固くて重い材料を切る作業の大工は、その高さを低くして、作業をより簡単に、切りやすくするための高さ(60cm位)にしています
足や膝で材料を押さえながら切るには高すぎては作業になりません
軽天屋はどうでしょう?
石膏ボードのようなカッターのみで切る作業は、あまり低すぎても作業は楽ではないので、腰位の高さ(90cm位)になっています
作業する職人に寄って高さは区々ですが、
1日の作業をより早く簡易にする環境を作るのも、実は『職人ワザ』です
この技術があるかないかによって、1日の進捗率が違います
今日の進捗は